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 趣旨
 加佐地域の西方寺地区にある上野家は、室町時代に伊賀の国から加佐の地に入り、江戸時代後期からは、田辺藩で主に岡田地区の大庄屋を務めるとともに、一時期には、現在の由良地域も含めた加佐地域全域と大江町の一部を含めた大庄屋でありました。
 大庄屋は、年貢米や使役に関するお城の殿様との調整や村の祭事、喧嘩の仲裁など、村人のくらしを守り、支える役目を果たしていました。
また、お年寄りが子供の頃には、上野家の庭で村の相撲大会や盆踊り大会が開かれたり、秋祭りの神輿が入ってくるなど、上野家は江戸時代から昭和にかけて、地域の生活文化の中心的な存在でした。
 しかし、近年、当主が不在となり家屋が老朽化したことから取り潰すという話が持ち上がり、これを契機として地元住民から「上野家住宅」の保存の声があがりました。さらに、地元有志による自主的な家屋改修や草刈などの作業、専門家を招いた上野家の歴史勉強会が開かれるなど、「上野家住宅」の保存運動が起こりました。
 また、上野家住宅を再生したいという住民の熱い想いが、近隣の茅葺職人や瓦職人を動かし、ボランティアで屋根の補修なども行われました。
 このように、地域で慣れ親しんだ風景や建物、自然などの地域資源を活かして、まちづくりやむらづくりを進めることは地域の活性化を進める上で、たいへん重要なことです。
 このたび、大庄屋「上野家住宅」が加佐地域の拠点施設として保存再生されるにあたり、私たちは、ここ上野家住宅を「現代の大庄屋」と位置付け、先人が残してくれた加佐地域の豊かな自然や文化、歴史などの地域資源を再認識し、住民の智慧を結集することにより、新たな交流を創出するとともに地域産業の活性化や住民が安心して暮らせるまちづくりのための活動を行います。
 目指す地域のイメージ
元気で楽しく安心な地域
都市住民(消費者)の農業・農村の理解の推進
 具体的目標
地域資源を生かした事業おこし
地域の歴史・文化の伝承
地域の日常的課題の解決
 ターゲット
 熟年女性−安心安全健康的な農産物や食を提供する
 子供−農村・農業体験の中で自然や環境について学ぶ
 高齢者−地域文化の伝承と健康生きがいづくり
 整備内容
 @ 母屋 ふるさと交流体験施設 農家レストラン
   お<どさん、囲炉裏、カラウスなど江戸後期丹後型民家〈大庄屋)の再生

 A 長屋 特産品紹介コーナー
   農産品加工施設 事務室 休憩室 展示室

 B マヤ トイレ
   外観は、現状保存し、トイレとして整備する。

 C 蔵 収蔵庫
   農具や民具の収蔵庫として、現状のまま活用する。

 D 庭園及び周辺
   地元住民及び大学、専門家により整備する
 メイン事業(現在想定されているもの)
 @ ふるさとの味・食の提供〈農家レストラン)  
   そばや田舎料理など安心・安全・健康的な地元加佐の味を提供する。

 A 農産物加工品開発・製造販売
   新鮮な野菜の販売及びそば・米粉パンの製造販売を行う。
   上野家ブランド商品の開発を行う。
   (地酒、ジャム、お茶、ピーナツ、さつまいも、ふき、鶏 他)

 B 農業・農村・自然体験(都市との交流・世代間交流)  
   農作物の生産・収穫体験や自然体験、手仕事体験などを行う。

 C 歴史・文化の紹介
   上野家の顕彰や昔のくらし、自然、民話などの紹介をする。

 D 生活支援サービスの開発・実施  
   地域情報の発信や生活支援サービスを企画、実施する。
   ネットによる特産品の販売を行う。
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